「いざ、自己PRを書いてみよう!」と思っても、自分の強みが分からなかったり、どのようにアピールすれば良いのか悩んだりする方は多いのではないでしょうか。自己PRは、就職活動において企業に自分をアピールするための重要なツールです。
特に、障害者雇用においては、自身の障害特性と強みを企業に理解してもらい、適切な配慮や活躍できる環境を提供してもらうために、自己PRは非常に重要になります。
この記事では、障害者雇用における自己PRの書き方やポイントについて、具体的な例文を交えながら解説します。
目次
障害者雇用の自己PRの書き方|基本は一般の書き方と同じ
自己PRの基本的な書き方は、一般の就職活動と共通する部分が多くあります。ここでは、自己PRを作成する上での基本的な考え方と、障害者雇用ならではの視点について解説します。
企業が求める人物像を把握する
自己PRを作成する前に、まず企業がどのような人物を求めているのかを把握することが重要です。企業のウェブサイトや求人情報を確認し、企業理念や業務、求める人物像を理解しましょう。
企業が求める人物像を把握することで、自分の強みをどのようにアピールすれば企業のニーズに合致するのかを考えることができます。
自分の強みを具体的に表現する
自己PRでは、自分の強みを具体的に表現することが重要です。
単に「私は〇〇が得意です」と述べるだけでなく、具体的なエピソードや実績を交えて説明することで、説得力が増します。
強みの棚卸しをする
自分の強みに気づいていない方は、強みの棚卸しをしてみましょう。強みの棚卸しをすることで、自分では当たり前だと思っていたことが、実は強みだったということに気づくこともあります。
強みの棚卸の手順は、以下の通りです。
- まずは大項目から考える(例:体力、コミュニケーション能力、集中力など)
- その大項目がどのようなアピールポイントになるかを考える(例:体力→勤怠が安定している、コミュニケーション能力→チームで協力して業務に取り組むことができるなど)
- 具体的なエピソードを考える(例:体力という強みがよく出た具体的なエピソードをあげる)
障害特性により、自分の強みを文章化するのが苦手な方へ。具体的な書き方をお伝えします!
自己PRの基本的な構成は、一般の就職活動と同様です。ここでは、障害者雇用ならではの記入内容と、具体的な記入例を紹介します。
自己分析シートを活用する
自己分析シートに自分の志望する企業の業務内容に関連しそうな強みを数点記入してみましょう。
※自己分析シートは、求人サイト「マイナーリーグ」に会員登録すると無料でダウンロードできます。自己分析シートには17パターンの強みごとの記入例が掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

自己PRの基本構成と記入例
自己PRは、以下の基本構成に当てはめて書くと、まとまりのある文章になります。
- 強み(結論):自分の強みを最初に簡潔に述べます。
- エピソード(根拠):強みを裏付ける具体的なエピソードを述べます。
- 仕事への活かし方(意欲):強みを仕事でどのように活かせるかを述べます。
【記入例】
私の強みは、正確性と集中力です。
前職では、データ入力業務を担当しており、常に正確性を意識して業務に取り組んでいました。また、長時間集中して作業を続けることが得意で、納期を守り、正確なデータを納品していました。
貴社では、データ分析業務に携わりたいと考えております。私の強みである正確性と集中力を活かし、貴社のデータ分析業務に貢献できると確信しております。
エピソードは具体的に、かつ最新のものを記載する
具体的なエピソードを記載する場合は、なるべく直近の出来事を記載する方が、あなたの成長や変化を伝えることができます。
実務経験がない方の場合は、就労移行支援事業所でのエピソードや、新卒・第二新卒の方の場合は学生の頃のエピソードなどでも構いません。
履歴書と職務経歴書での書き分け
自己PRは、履歴書に一緒に記載するか、職務経歴書に一緒に記載するかは自由です。
履歴書に書ききれなかった場合は、職務経歴書でより詳細に記述しても良いでしょう。職務経歴書の書き方については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ|自己PR作成に悩んだらマイナーリーグを活用しよう!
この記事では、障害者雇用における自己PRの書き方やポイントについて解説しました。
自己PRは、あなたの魅力を企業に伝えるための重要なツールです。この記事を参考に、あなたの強みを最大限にアピールできる自己PRを作成してください。
求人サイト「マイナーリーグ」に会員登録すると、自己分析シートや自己PRの記入例・テンプレートがダウンロードできます。自己PRの作成に悩んだら、ぜひマイナーリーグの会員登録をご検討ください。